国際委員会の国際評価業務関連グループから、海外教育プログラムの紹介として米国不動産鑑定協会(Appraisal Institute)の教育プログラムと、世界的に高い評価を受けている認定資格(MAI)の取得方法など、ご紹介いたします。
米国の鑑定評価理論や評価手法を学ぶことは、グローバル化する鑑定評価の知識として、会員のお役に立つものと思います。
世界市場を理解し、将来の鑑定業界の適切な戦略を描くことのできる人材が輩出することを願っております。
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国際委員会委員 (国際評価業務関連グループ)
中島 和人(不動産鑑定士、AIアソシエイツ)
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AIアソシエイツになる動機は、MAIの資格取得を目指す方や、アメリカの鑑定評価理論・実務手法を勉強したい方などそれぞれでしたが、具体的な手続きなどわからないことが多く、平成20年11月に有志の勉強会が発足しました。
この勉強会で、MAI資格者の方々の貴重な助言や、先行した受講者の具体的な経験談を共有化してまいりました。
この蓄積した情報を勉強会の枠を超えてご紹介し、あとに続く方々がより効率的に勉強できるように発信してまいりたいと思います。
スタートにあたり、MAIの先駆者である中山善夫国際委員会専門委員にAIとMAIのご紹介をお願いいたしました。
また、2009年にMAIの資格を取得された五十嵐殉也国際委員会専門委員には、具体的な国内受験の手続きをまとめていただきました。
次回以降は、アソシエイツの方々による受講感想文やMAIを取得された方々の体験談などを掲載する予定です。アソシエイツには、留学経験のない方や英語を学びながらの方も参加されております。また、若い方ばかりではありません。皆様のご参加を期待しております。
ご質問等は、鑑定協会ホームページトップページの「お問合せ」コーナーまで、メールにてお願い致します。「MAI(米国不動産鑑定協会の認定称号)」コーナー中の「国内受験等に関するQ&A」(後日掲載予定)にてお答えいたします。
宜しくお願い致します。
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国際委員会専門委員(国際評価業務関連グループ)
中 山 善 夫
(不動産鑑定士、MAI、MRICS、CCIM)
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皆様方におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
この度、「MAIコーナー」を開設することとなりましたので、ご案内申し上げます。本コーナーは、米国不動産鑑定協会(Appraisal Institute)の認定称号であるMAI(Member, Appraisal Institute)のご紹介をするものです。現在、わが国には5名のMAIがおり、そのうち3名が本年、2009年に取得したばかりです。約20名の方が目下、MAIを目指してがんばっています。このように、わが国においては、数が非常に少なく、このコーナーをご覧になっている方の中でも、MAIについてご存知ない方も多いと思います。このコーナーは、MAIについてご紹介し、目指される方の道しるべとして、情報提供等をすることを目的としたものです。
米国には州の不動産鑑定士の資格があり、約8万人あまりの資格保有者がいます(日本と比較してはるかに多い)。州の資格を取るには、一定のコース履修や実務経験が要求されますが、取得することはさほど難しくありません。それでは、この州の鑑定士資格とMAIとはどのような関係になっているのでしょうか?州の資格は、約20年前にスタートし、当該州で鑑定の仕事をする場合には必ず必要とされるもので、いわば車の運転免許のようなベーシックなものです。
一方、MAIは米国不動産鑑定協会(AI)という民間団体の称号です。世界大恐慌後の1930年代にスタートし、約80年の歴史があります。現在、MAI保有者は約5000人で、米国では、鑑定業界の最高峰の称号として認識され、また、世界的にもMRICSと並ぶ世界的な鑑定士資格(グローバルパスポート)として、高い評価を得ています。
私がMAIを取得したのは2001年です。もともとMAIに関心を持ったのは、(a)日本の鑑定評価制度のお手本となったのが米国の鑑定評価制度であり、米国の鑑定評価に関心があったこと、(b)今後、グローバル化が進展し、海外とのつながりが重要になると考えたこと等によります。
MAIを実際に取得してみて、本当によかったと思っています。では、MAIになるにはどうしたらよいのでしょうか?所定の要件(例:コース履修、レポート作成、実務審査、最終試験)がありますので、これを充足する必要があります。一時期に大量の暗記をしたり、合格率10%という日本の鑑定士試験とそもそも異なります。MAIになるには、要は、1つ1つの要件をコツコツと地道に修了することが大切です。皆様への朗報としては、私が目指していた時期と比較して、現在の方が様々な利点があります。例えば、以前は、コースや試験は、米国まで行かなければなりませんでしたが、最近では、専門科目1つ(Report Writing)を除きその必要がなくなりました(例:インターネットや東京のテストセンター)。
本コーナーでは、MAI保有者及びMAI志願者の方に寄稿していただき、MAIとは何か?MAIになるためにはどうしたらよいのか?等、皆様方に有用な情報を発信していこうと思います。一人でも多くの方がMAIに関心を持ち、チャレンジされることを願ってやみません。
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